あなたのWebサイトが嫌いな9.7の理由

多くの会社はソフトウェア開発とWeb 開発に違いがあることを理解していません。そのためソフトウェアプロジェクト・マネジャーやソフトウェア開発者はWebサイトの開発を依頼されます。迷惑なWeb サイトのせいで、私(顧客)があなたの会社と仕事をしたくないと思うようになる9.7 の方法を挙げましょう。

  1. 時間をかけてロードされるFlash から始めましょう。ユーザーにスキップさせてはいけません。ページをリフレッシュするときには延々と待たせましょう。そうすれば私(顧客)は反応のよい競合のWeb サイトへ行くでしょう。
  2. びっくりするほど大きな音のビデオクリップで私(顧客)を驚かせましょう。私は仕事場にいるかもしれませんし、家にいて、隣の部屋では子どもや旦那が眠っているところかもしれません。サプライズプレゼントを買おうとしているところかもしれません。さらに効果的に嫌われるためには、停止ボタンもなくしてしまいましょう。
  3. バックボタンを禁止しましょう。私(顧客)をこのサイトに導いた検索エンジンに戻れないようにすると、あなたは賢くなったような気になります。しかし、私も何度もひっかかりはしません。二度とあなたのページをクリックしませんし、あなたが売っている製品やサービスを買うこともないでしょう。
  4. 目立たないカラースキームを選びましょう。ちょっと暗いグレーの背景にグレーの文字を書くのはユニークですが、だれも読めません。マウスを1クリックすれば25 個ものWeb サイトが見つかり、そこでは不自由なく情報を読むことができます。また簡単にカットアンドペーストできない(黒地に白のような)反転は、私(顧客)が将来の購入判断のためのデータを保存できないということを意味しています。
  5. 私(顧客)のポータブルデバイスを無視しましょう。私はiPhone やKindle、ネットブックを携帯しているかもしれません。もしハイスピードでオーバーヘッドの少ないモバイル向けUI を用意していないなら、あなたの会社は私が必要としている会社ではありません。私たちはクライアント/ サーバモデルから離れて、空の向こうにある強力なコンピュータ(クラウド)につなげられた古い「ダム端末(表示だけの端末)」へと回帰しているのです。
  6. 電話で担当者と連絡をとれる手段を提供してはいけません。私(顧客)が問題を抱えているとき、制限だらけのヘルプにうんざりしながらもWebサポート機能しか使わないと思っているのであれば、それは間違いです。私はコンピュータの電源を切ってしまうでしょう。あなたはサイトが壊れていることを知らなくてすみます。
  7. 情報を得るために電話をかけるよう求めましょう。土星へのテレポーテーションといった、これまでにない製品を売るのでない限り、あなたには適正な値付けがわかるはずです。それを私に電話で教えるのです。競合であっても顧客のふりをして電話をかければ情報を得ることができます。あなたは本当の顧客である私を失うでしょう。
  8. 顧客をタイプで区別しましょう。法人であれば、古いOS も手に入れられます。でも私は個人ですが、不安定な新しいOS へのアップグレードを強制されるのはごめんです。往復チケットを求めて航空会社のサイトを検索するとき、私は複数都市のフライトをひとつずつ選ぶのが好みなので、同じフライト区間を一覧にして全部見たいのです。
  9. 役に立たない検索機能をつけましょう。私はあなたのWeb サイトにあるコンテンツを検索したいのです。広報のニュースリリースだけを検索したいのではありません。 9.7. ボタンに違うラベルをつけましょう。「続きを読む」ボタンをクリックしてビデオクリップの再生が始まると、私は怒るでしょう。私はプレゼンテーション全体を最後まで見ることなく、テキスト情報にざっと目を通したいのです。

どうです、効果的でしょう。